中国の qq.com から大量に届く迷惑メールの対応方法まとめ

2017年8月中旬ごろより、qq.com ドメインのメールアドレスからの迷惑メールが猛威を奮っているようですね。政治家さん宛てにも同様の迷惑メールが届き、ニュースになった模様です。

参考:
複数の衆院議員事務所に大量の中国語スパムメール 自民議員には13日夕から5万超

ビーズクリエイトが運用しているメールサーバーでも迷惑メールが届きましたので、各対策を実施いたしました。弊社がおこなった本件の全対策について、本記事にて共有いたします。よろしければ参考にされてください。余談ですが、迷惑メールの送信対象となったアドレスは全て、サイトに記載しているお問い合わせ用メールアドレス宛てでした。

また、本記事に書かれている内容は、@qq.com から届くメールを全て拒否する設定となります。実際に @qq.com とのメールのやりとりをされている方は、メールの受信ができなくなってしまいますのでご注意ください。


▼目次

1. 管理者向けの設定
  1-1. postfix にてドメイン拒否
  1-2. お問い合わせフォームでの対応方法
  1-3. さくらのメールボックスにてドメイン拒否

2. 端末向けの設定
  2-1. Outlook をお使いの場合
  2-2. Windows Live メールをお使いの場合

3. 新たな脅威にも迅速に対応するビーズクリエイトへのご相談はこちら!


1. 管理者向けの設定

メールサーバーやウェブサーバーの管理者の方向けの対応方法です。


1-1. postfix にてドメイン拒否

/etc/postfix/main.cf にて、smtpd_sender_restrictions パラメータを記述します。

/etc/postfix/main.cf

今回のケースとは直接関係ありませんが、reject_unknown_sender_domain は存在しないドメインから送信されたメールを拒否する設定です。 reject_non_fqdn_sender は FROM アドレスが FQDN 形式でないメールを拒否する設定です。やっておいて損はないですね。
大事なのは、hash: につづいてのファイルパスです。こちらのファイルで REJECT したいドメインを記述することになります。

/etc/postfix/reject_sender にて、@qq.com からのドメインを拒否させます。

/etc/postfix/reject_sender

reject_sender 作成後、 postmap コマンドにて拒否リストデータベースを作成します。

以上で postfix での設定は完了です。


1-2. お問い合わせフォームでの対応方法

ビーズクリエイトが運営するお問い合わせフォームからも、同様の被害がありました。フォームからのお問い合わせ実施時、管理者宛てとフォームに記入されたメールアドレス宛てに自動でメールが送信されます。この、記入されたメールアドレス宛てへの自動送信メールが目的のようですね。BOT か何かで、大量の投稿を試みていたようです。

確認画面を経由しないお問い合わせフォームが標的となりました。対応方法としては、確認画面を経由するように作り変えるか、お問い合わせフォームに送信前の確認チェックボックスをつけるか、だと思います。今回は緊急であったため、送信前の確認チェックボックスをつけることで対応しました。

フォームからの攻撃で悩んでいる方は、この方法で対応できるかと思います。完全に国内向けのサイトであれば、国外からのアクセスを遮断するというような方法もとれるかと思います。
以下は WordPress の Contact Form 7 (コンタクトフォーム) プラグインでの確認チェックボックスの付け方です。

管理画面のフォーム編集画面より、チェックボックスを挿入したい場所にカーソルをあわせた上、”フォーム” タブの「承諾確認」ボタンをクリックします。
20170906_contact_form_01

フォームタグ生成画面が表示されます。特にこだわりがなければ [タグを挿入] ボタンをクリックします。
20170906_contact_form_02

フォームにて、以下のような感じで装飾します。ここはフォームのデザインにあったものを適宜入れてくださいね。

これで保存すると、フォームに送信前の確認チェックボックスが挿入されています。
攻撃者がチェックボックス対応した場合、また違う方法をとらなければならないと思いますが、現在はこちらの方法で落ち着いております。

以上で Contact Form 7 での対応は完了です。


1-3. さくらのメールボックスにてドメイン拒否

さくらのメールボックスで運用しているメールについてはメールサーバーでの詳細な設定をおこなうことができませんので、迷惑メールが配信されるメールアドレスでウェブメールログイン後、 @qq.com ドメインのブラックリスト設定をおこないました。

ウェブメールの画面より、設定メニューをクリックします。
20170906_sakura_01

ブラックリストの設定より [新規作成] をクリックし、”@qq.com” を追加します。
また、マッチしたメールの処理については、 “メールを破棄” にチェックを入れ、[OK] ボタンをクリックします。
20170906_sakura_02

以上でさくらのメールボックスでの対応は完了です。


2. 端末向けの設定

管理者側の設定をおこなってしまえば、利用者は特に対策することはありません。しかし、ビーズクリエイトで運用管理していないメールをお使いのクライアント様もおられます。その方々にはこちらの方法をご案内いたしました。
端末のメーラーにて、@qq.com のドメイン拒否をする設定です。本当はサーバー側で対策を打てれば良いのですけれども。
バージョン違いによる表示の違いは、適宜読み替えていただきますようお願いします。


2-1. Outlook をお使いの場合

ホームタブの “削除” より、 “迷惑メール” をクリックし、”迷惑メールのオプション” をクリックします。
20170906_outlook_01

受信拒否リストタブより、”@qq.com” を追加します。
20170906_outlook_02

その後 [OK] ボタンをクリックします。
以上で Outlook の設定は完了です。


2-2. Windows Live メールをお使いの場合

ホームタブより、 “迷惑メール” をクリックし、”セキュリティのオプション” をクリックします。
20170906_LiveMail_01

受信拒否リストタブより、”@qq.com” を追加します。
20170906_LiveMail_02

その後 [OK] ボタンをクリックします。
以上で Windows Live Mail の設定は完了です。


3. 新たな脅威にも迅速に対応するビーズクリエイトへのご相談はこちら!

以上がビーズクリエイトが実施した、@qq.com から届く迷惑メール対策のすべてになります。ビーズクリエイトは Web制作、Webコンサルティング だけの会社ではありません。新たな脅威にも、迅速的確に対応いたします。

そんなビーズクリエイトへのご相談は こちら からどうぞ!!

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箱田

この記事を書いた人: 箱田

ビーズクリエイトのエンジニア兼プログラマ。

プログラミングが捗る日と捗らない日にムラがあり、
捗る時間を自分でコントロールできる方法を探求している。

エンジニアの君へ。という記事をかきました。
仕事がつらいエンジニアさん、良かったら読んでください。

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