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ホームページ・ネットショップ運用支援

Googleアナリティクスの見方、見るポイント

Googleアナリティクス、とりあえず入れてるけど見ていない

無料で高機能なアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」をホームページに設置している企業さまは結構多いと思いますが、

  • 業者が気を利かせて入れただけ
  • とりあえず無料なので入れた
  • 入っているのは知っているけど見たことがない
  • たまに見るけどよくわからない

のように、あまりお使いになられていないケースもまた、よくお見かけします。

 

ホームページ担当やオーナーはある程度見れた方がいい

業者が使ってるからいいや、レポートが届くから別に使えなくても・・・と思われるかもしれませんが、
ホームページは業者の物ではなくご自身の物ですので
成否などを判断できる程度にはご理解されておくのがお勧めです。

アナリティクスにログインした時に表示される右側のメニューの用語に沿って、
簡単に見方などについてご説明します。

 

 

 

 

 

 

ユーザー > 概要

ユーザーという大項目をクリックすると、中に「概要」という小メニューがあります。
ホームページを見に来た人の閲覧状況について、全体的にざっくりと確認できます。

セッション
簡単にいうと述べ訪問数です。同じ人が訪問しても、その度にカウントされます。
頻繁に見にくる「ファン」が多いか、または社員が毎日見ていると増える傾向にあります。

ユーザー
こちらは述べではなく、訪問した人の人数です。
ホームページの存在を知っている人の数そのままだと捉えていいと思います。
業種によりますが、ネット上での見込み客の数とも言えます。
基本的には多いに越したことがなく、SEO対策や広告、その他媒体からの誘導により増減します。

ユーザー > モバイル > 概要

mobileは、スマートフォンのことを指していると思ってください。
desktopはパソコンのこと、tabletは、ipadなどのような端末です。

ホームページを見ているユーザーが使っている機器の割合を確認できます。

ご時世的にはパソコンを持たずスマートフォンでインターネットを楽しむ人がものすごく多いので、特にBtoCのサービスを扱っている企業は見ておいた方がいいでしょう。
もし、スマートフォンだと使いにくいホームページをお持ちであれば早急に改善したほうが良いです。

また、業者にリニューアルなどを頼んだとき、出来栄えをパソコンでばかり確認していませんか?
多くのユーザーが利用しているスマートフォンでどのように見えるか。使いやすいか。。にも目を光らせてください。

ちなみに、ホームページのスマートフォン最適化はSEO対策にも有効です。

 

集客 > すべてのトラフィック > チャネル

トラフィックは直訳すると交通量、通行量のことですが、アクセス解析ではデータを受け取った量、アクセスの量みたいに捉えておいていいでしょう。

チャネルというのは集客の「経路」のことです。

つまりここでは、閲覧者は概ねどこから来たのか?が、わかります。
とりあえず見ておきたいのは「Organic Search」ですかね、検索エンジンからのアクセス量です。

SEOを気にされている方は特にチェックすべきところ。

急には増えませんが意識した改善を続けていると、じわじわ増えていくと思います。
何をしてもいい感触が得られない場合は、ホームページの内容や構造を疑うばかりでなく、商品やサービスの内容から考え直した方がいいこともあります。

行動 > サイトコンテンツ > すべてのページ

標準ではよく見られているページの順に並んでいます。
そのまんま、人気のページがわかります。

こちらが伝えたいことと、ユーザーが知りたいことでは無い場合もあり、乖離について類推することも可能です。
よく見られているページを改善する方が結果につながりやすくセオリーではありますが、
重要なページなのに見られていない場合はそこへの導線が弱いと考えられるため、それ以前のページや全体の使い勝手に関するところに改善箇所があったりします。

行動 > サイトコンテンツ > ランディングページ

「ランディング」は着陸、着地という意味なんですが、ネット用語的には微妙に違う2つの意味で使い分けられます。

  1. ホームページの玄関口
    玄関はトップページとは限りません。
    検索でヒットした下層にある小さなコンテンツも、Facebookなどで紹介したお知らせページも、ホームページへの玄関口になり得ます。
    要するにお手持ちのホームページ配下の全てが「玄関」です。
  2. 広告の受け皿などのために特別に作るページ
    あるターゲットに対し、ある目的に特化したページを作る場合があります。
    いわゆる特集ページみたいなものです。
    「どこから」「どういう訴求で」「だれを呼び込み」「何を見せて」「どういう結果を得たいか」・・・集客の戦略も含めて作り込む必要があるため、一般的には普通のページよりコストがかかるものの、多大な利益を生み出す可能性を秘めています。

 

解析で言われるのは主に1番です。
どこを玄関としてホームページに訪れたのかが確認できれば、ユーザをホームページに呼び込むきっかけや、サービス改善のヒントを得ることができます。

また、集計結果の中に「直帰率」というのがありますが、これは1ページだけ見て、他のページなどを回遊せずにさっさと帰ってしまった割合です。
玄関口として1000人に使われているのに、先に進まずに帰ってしまう人が950人もいる(進む人が50人しかいない)ようなページだと非常にもったいないです。

内容がつまらない、ためにならない
次に何をしていいのかわからない
次に進みたいけど、そのボタンがわかりづらい

疑わしいのはこのあたりになるので、これも改善ポイントになります。

何より自身のサービスとホームページを熟知していること

アクセス解析のさっと見たほうがいい箇所をいくつかお示ししましたが、本当は見る前にやっていただきたい大切なことがあります。

仮説、予想です。

「うちは◯◯なサービスをやっているから、こういう見られ方をしているだろう」
「あのページに行き着くには〇〇を経由しなければならないから、だいたいこれくらいの人しか見ていないんじゃないか?」

といった想像を事前に持った上でデータ見なければ、良いのか悪いのかわからないですし、新たな疑問も湧いて来ません。
最初はかなり適当でもいいです。できれば数値で想像してください。

仮説があるからその乖離に悩む、悩むから解決策が浮かぶ。
アクセス解析とはただ数値を見ることでも綺麗なレポートを作ることでも、それを貰うことでもありません。
詳しい人から「まぁそういうものか・・」くらいで聞いておくものでもありません。

ご自身のサービス、ホームページをより良い方向にご自身で導いていくためにも、よく知らないことで振り回され続けてはなりません。

当社では、様々な判断に足る知識、ノウハウを蓄積していただくためのお手伝いも行なっております。