【昭和vs令和】1985年の「不便な青春」と2025年の「AIな日常」を比較したら、涙と笑いが止まらない件。〜カセットテープと黒電話の戦記〜

こんにちは!ビーズクリエイトのNakanoです。日頃の営業活動の中で、経営者様に「時代が変わった」「やり方が変わった」「HPがないのは、存在しないのと同じ」などと伝えてWebマーケティングの必要性をお伝えしていますが、それを最もわかりやすく伝えられるのが、今と昔でやり方が変わったものを例示することではないかと思っています。そこで今回は、私にとって青春時代真っただ中だっだ40年前と今を比較してみたいとおもいます。それではお楽しみください。

みなさん、1985年(昭和60年)って覚えてますか? 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が公開され、阪神タイガースがまさかの優勝を果たし、街には「肩パッド」の入った服を着た人々が溢れかえっていた、あの時代です。

あれから40年。今、私たちは2025年の日本を生きています。 手のひらにはスマホがあり、AIが答えを教えてくれ、SNSで誰でも情報発信ができ、車は勝手にブレーキを踏んでくれます。

ふと思ったんです。 「あの頃の俺たち、不便すぎて逆にすごくなかったか?」と。

スマホがない世界で、どうやって彼女と待ち合わせしていたのか。 Googleマップがない世界で、どうやってドライブに行っていたのか。

今回は、便利すぎて記憶力が退化した2025年の脳みそをフル回転させ、「1985年の情熱的な行動」vs「2025年の効率的な行動」を、20のトピックで徹底比較してみました。

ハンカチ(涙拭き用)を用意してご覧ください。


第1章:命がけだった「恋愛と通信」編

恋愛におけるハードルの高さ。これこそが昭和と令和の最大の違いです。今の若者に言いたい。「君たちの恋愛はイージーモードだ!」と。

1. 彼女への電話(実家への特攻)

  • 1985年: それは「ロシアンルーレット」でした。ダイヤルを回す指が震える。黒電話の向こうで「ガチャ」と音がした瞬間、心臓が止まりそうになる。「もしもし…(頼む、彼女出ろ…!)」「はい、◯◯(父親)です」「……(無言で切る)」。 これが昭和の流儀。父親というラスボスを突破し、母親という中ボスに取り次いでもらい、ようやく受話器ごしに彼女の声を聞けた時の感動たるや。
  • 2025年: LINE通話。以上。親? 関係ありません。なんなら相手がトイレにいようが風呂にいようが繋がります。障害物がなさすぎて、逆に「既読スルー」という新たな精神攻撃に怯える時代です。

2. 待ち合わせ(駅の伝言板は聖地)

  • 1985年: 駅の改札にある黒板(伝言板)。そこにチョークで「サキニイク XYZ」とか書くわけです(シティーハンターか)。一度すれ違ったら、もうその日は会えないかもしれない。だからこそ、相手が改札から現れた時、後光が差して見えました。待った時間の分だけ、愛が育ったんです(たぶん)。
  • 2025年: 「今どこ?」「改札出た」「スタバいる」。1分の誤差もなく合流。位置情報共有アプリを使えば、相手がどこで寄り道しているかまで丸見え。便利だけど、ドキドキ感はゼロ。もはや「業務連絡」です。

3. 告白(体育館裏の決闘)

  • 1985年: 手紙を下駄箱に入れるか、友人を介して「放課後、体育館裏で」と呼び出す。その日の授業なんて頭に入りません。夕焼けの下、口から心臓が飛び出しそうになりながら「好きです!」と叫ぶ。玉砕したら翌日から学校に行けないレベルのダメージ。
  • 2025年: LINEで「好き」と送信。ダメならスタンプで誤魔化す。「返事まだかな〜」とスマホをチラ見しつつ、裏で別のアプリを開いてゲームしてたりする。あのね、告白はもっと命を削ってやるものなのよ!

 4. 遠距離恋愛(10円玉タワー)

  • 1985年: 緑の公衆電話が命綱。10円玉と100円玉を積み上げ、猛スピードで減っていく硬貨を見ながら早口で愛を語る。「あ、もう100円切った!」「またかけるね!」プープープー。テレホンカードの度数は、愛の残量そのものでした。
  • 2025年: ZoomやFaceTimeで繋ぎっぱなし。通話料無料。なんなら繋いだままお互い別のことをして寝落ちする。贅沢すぎて、声を聞けるありがたみが薄れている気がします。

第2章:手作り感がすごい「音楽・エンタメ」編

今の時代、「コンテンツ」は浴びるものですが、昔は「狩りに行くもの」であり「作るもの」でした。

5. ドライブの選曲(「俺のベスト」制作)

  • 1985年: デートの前日、徹夜でカセットテープを編集します。1曲目は盛り上がる曲、海が見えたらサザン、夕暮れにはバラード…。曲間の秒数まで計算し、インデックスカードにはレタリングで曲名を書く。これが「俺のベスト vol.3」だ! (※彼女がそれを喜んでいたかは別問題です)。
  • 2025年: Spotifyを車に繋ぐだけ。「Hey Siri、ドライブの曲かけて」。AIが勝手に選んでくれます。楽だけど、そこに「魂」はあるんか?

6. 新曲の入手(FMエアチェックの悲劇)

  • 1985年: お金がない学生は、FMラジオをカセットに録音(エアチェック)します。曲のイントロが始まった瞬間、録音ボタンを「ガチャッ!」と押す。しかし!いいところでDJが「いや〜、今の曲最高でしたね〜」とか被せてくる! 「おい赤坂泰彦!今しゃべるな!」とラジカセに向かって叫んだ夜。
  • 2025年: サブスクで配信日に即フル尺ゲット。イントロが長いと「ダルい」と言って飛ばす。イントロこそが至高なのに!

7. レンタルビデオ(巻き戻しの掟)

  • 1985年: ビデオ屋で借りたい映画のパッケージを手に取り、レジへ。家に帰ってデッキに入れたら「前の人が巻き戻してない!」という絶望。キュルキュルキュル…と巻き戻す数分間の虚無。「巻き戻してご返却ください」は、当時の社会的マナーの最重要項目でした。
  • 2025年: Netflixでポチッ。続きから再生? 一瞬です。そもそも「巻き戻す」という概念が物理的に存在しません。VHSのトラッキング調整(画面のブレを直すつまみ)を知らない世代が羨ましい。

8. 写真(魂の一枚)

  • 1985年: 「写ルンです」のフィルムは24枚撮り。一枚たりとも無駄にできません。「はいチーズ!」の瞬間に誰かが目をつぶったら大損害。現像屋に出して、3日後に受け取るまで「ちゃんと撮れてるか分からない」というシュレーディンガーの猫状態。心霊写真が写っていないか本気で確認していました。
  • 2025年: スマホでとりあえず50枚連写。加工アプリで小顔・美肌・脚長に修正。「これ誰?」レベルの写真をAirDropで共有。失敗写真はゴミ箱へ。思い出の重みが、ちょっと軽い。

第3章:根性と見栄の「ライフスタイル」編

昭和60年の日本人は、とにかくエネルギッシュで、見栄っ張りで、そして不器用でした。

9. ドライブ旅行(助手席はナビゲーター)

  • 1985年: カーナビなんてありません。頼りは分厚い道路地図『マップル』。助手席の人間が「次、右!あ、ごめん今のところだった!」と叫び、運転手が「ふざけんな!」とキレる。車内の空気は最悪。でも、迷ったおかげで見つけた絶景や定食屋が、一番の思い出になったりするのです。
  • 2025年: Googleマップ様が「あと300mで右です」と冷静に指示。渋滞も自動回避。喧嘩は起きませんが、迷子になるという冒険もなくなりました。

10. 車のステータス(デートカー至上主義)

  • 1985年: 男は車を持って一人前。「ソアラ」か「プレリュード」に乗っていればモテました。マニュアル車で坂道発進する時、サイドブレーキを引いて下がらないようにする緊張感。エンストしたらその恋は終わりです。
  • 2025年: 「車?維持費かかるしシェアでよくない?」。人気は軽ハイトワゴンかSUV。自動ブレーキにレーンキープアシスト。車が運転してくれるので、男の運転技術なんて誰も気にしません。

11. タバコ(紫煙の向こう側)

  • 1985年: 電車の座席、映画館、オフィスのデスク、病院の待合室…どこでもタバコが吸えました。タバコを吸う仕草が大人の男の象徴。ドラマの刑事は全員チェーンスモーカー。
  • 2025年: 喫煙所を探して彷徨う難民状態。アプリで「徒歩10分以内の喫煙所」を探し、狭い箱の中で肩を寄せ合って吸う。電子タバコで匂いに気を使う、心優しき愛煙家たち。

12. 買い物(DCブランド戦争)

  • 1985年: マルイのバーゲンは戦場です。DCブランド(ビギとかニコルとか)の服を手に入れるために始発で並ぶ。店員さんは神様。ハウスマヌカンのお姉さんに「これお似合いですよ」と言われたら、似合ってなくても買う。それが礼儀。
  • 2025年: ZOZOTOWNかユニクロ。ポチって終了。サイズが合わなければ返品。店員さんと話すのが怖いから「接客不要」の札を下げたい若者たち。

第4章:もはや狂気?「仕事・学校」編

働き方改革? パワハラ? そんな言葉は辞書になかった時代の、愛すべき狂気たち。

13. 仕事のスタンス(24時間戦えますか)

  • 1985年: 栄養ドリンクのCMソング「24時間戦えますか」が国民的ヒット。「寝てない自慢」が最大のステータス。会社に泊まり込み、タバコの煙が充満する部屋でワープロ(書院!)を打つ。それが「デキる男」でした。
  • 2025年: 「定時なんで帰ります」。PCは20時に強制シャットダウン。上司からの夜の連絡はハラスメント認定。「24時間戦ったら死にます」という正論が通じる、良い時代になりました。

14. 連絡網(恐怖のバケツリレー)

  • 1985年: 学校の連絡は「連絡網」。電話がかかってきたら、次の人に電話する。もし次の人が留守なら、その次へ…。もし自分が伝え忘れたら、クラス全員に迷惑がかかるプレッシャー。「〇〇さんのお母さん、話が長いんだよな…」という悩みもありました。
  • 2025年: グループLINEで先生が「明日遠足中止です」と送信。「了解」スタンプが50個並んで終了。あのバケツリレーの緊張感はどこへ?

15. 部活動(水飲み禁止令)

  • 1985年: 「水飲むな!バテるぞ!」。今考えると殺人未遂ですが、当時はこれが科学でした。うさぎ跳びで校庭を一周。精神論ですべてを解決する、根性育成プログラム。
  • 2025年: 「水分補給タイム!」。WBGT(暑さ指数)計がアラートを鳴らしたら練習中止。科学的トレーニングとプロテイン。今の高校球児のフィジカル、昭和のプロ野球選手より上説。

16. 書類作成(修正液フーフー)

  • 1985年: 履歴書は手書き一択。書き損じたら最初から書き直し。ワープロでも、プリントアウトした後に誤字を見つけたら、修正液(ミスノン)を塗って、乾くのをフーフーして待つ。その上から文字を書いて凸凹になる。
  • 2025年: 生成AIに「いい感じの志望動機書いて」と投げる。コピペして送信。誤字脱字はAIが校正。綺麗すぎて個性が消滅。

第5章:その他の「細かすぎる違い」4選

最後は、地味だけど「あったあった!」となる小ネタ集。

17. ゲーム(カセットフーフー)

  • 1985年: ファミコンがつかない時は、カセットの端子を「フーフー」と息で吹く。これは世界共通の作法でした。セーブデータ(冒険の書)が消える時の、あの呪いの音楽。全クリしたのに親にコードを引っ掛けられてバグった時の絶望。
  • 2025年: オートセーブ。クラウドバックアップ。「フーフー」したら唾が入って錆びるから絶対にダメ、という真実を知り愕然とする。

18. チケット(公衆電話連打)

  • 1985年: 人気コンサートのチケット発売日。朝10時ジャストに公衆電話へダッシュ。リダイヤル機能なんてないから、指で高速プッシュ。「話し中です」のツー・ツー音を300回聞く苦行。繋がった時は宝くじに当たった気分。
  • 2025年: スマホで先行抽選申し込み。当落はメールで通知。転売防止で入場は顔認証。公平だけど、あの「電話が繋がった瞬間の脳汁」は味わえない。

19. 待ち時間(人間観察のプロ)

  • 1985年: 電車の中、人を待っている間、やることがない。だから本を読むか、ぼーっと人間観察をするか、妄想にふける。「あの人、カツラかな…」とか考える時間が、豊かな感性を育んだ(はず)。
  • 2025年: 全員、首を45度下に傾けてスマホを見ている。電車の中が異様に静か。暇つぶしは無限にあるけれど、頭の中は常に情報の洪水。

20. 支払い(現金の重み)

  • 1985年: 給料日は現金手渡しの会社もまだありました。ボーナスの日は、分厚い封筒を腹巻に入れて帰るお父さんたち。ジャラジャラする小銭入れ。レジで1円玉を上手く出し切った時の小さな達成感。
  • 2025年: 「PayPayで」。財布すら持たない。給料はデジタル数字が増えるだけ。お金を使っている感覚が希薄で、気づけばサブスク貧乏。

まとめ:不便だったからこそ、ドラマがあった

多くの事例を挙げながら行動や価値観の違いを紹介してきましたが、いかがでしたか? 書きながら、懐かしさと恥ずかしさで何度かキーボードを叩く手が止まりました。

1985年は、とにかく「手間」がかかる時代でした。 情報を得るのに走り回り、愛を伝えるのに勇気を振り絞り、失敗しては傷つき、それでも何とか生きていました。でも、その「手間」の中にこそ、忘れられない思い出やドラマが詰まっていた気がします。

2025年は、最高に効率的です。検索の手間すらなくなりました。失敗は未然に防げますし、無駄な時間は過ごさなくて済みます。AIは私たちの良きパートナーです。

でも、たまにはスマホを置いて、あえて「不便」を楽しんでみるのもいいかもしれません。 Googleマップを使わずに勘だけで散歩してみたり、LINEではなく手紙を書いてみたり。

こんな感じで話を進めたら社長たちにもホームページやWebマーケティングの必要性をご理解いただけるかな?

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