【ChatWork × Analytics × GAS】 よく見られるページをランキング形式でチャットワークへ通知(1/2)
マーケティング・解析担当以外が Analytics を見ない現状
Google さんが DataStadio や Optimize をリリースし、ウェブ解析の現場もここ数ヶ月でがらりと変わってきましたね。
しかしながら、Analytics などのツールを日常的に開き、各サイトの動向を常に注意することは、マーケティングや解析担当以外の社員には、なかなか難しいことです。
常に Analytics を開いているわけにもいきませんし。
しかし担当者以外でも、お客様のサイトのおおまかな動向は知らなければなりません。そうしないとサイト改善案のアイデアが、担当者以外からでてこなくなってしまいますからね。
ではどうするか・・・。うーむ。。。
担当者以外に Analytics を常に開かせることはムリ・・・。
じゃあ常に開いているアプリ内でどうにかできないか・・・。メールか???うーんうーん・・・。
チャットワークで通知すればいいじゃない
やっぱりこうなりました。ビーズクリエイトの全員が常に気を配るツールはチャットワークですからね。まずはよく見られているページを、chatwork で自動通知するようにしましょう!ここからは、過去30日分のこのブログの記事閲覧ランキングを送信するつもりで説明いたします。
まずは Analytics データをスプレッドシートで自動取得
Google さんはスプレッドシートにて、Analytics のアドオンを無償提供してくれています。
DataStadio も Optimize も(現在のところ)無償・・・。同様のサービスを展開している企業様が心配になってきちゃいます。
スプレッドシート上部メニューの “アドオン” → “アドオンを取得” より、Google Analytics を検索してインストールします。
インストールが完了すると、スプレッドシート上部メニューの “アドオン” をクリックすると、「Google Analytics」 という項目が増えています。
“Create new report” をクリックすると、以下のような画面がでてきます。
現在ログインしている Google アカウントにて参照権限のある Analytics アカウント・プロパティ・ビューが選択できます。
とりあえず、Report name を 「ブログランキング」 とでも入力し、取得したいビューを選択して作成します。
その他の項目を入力しないまま、作成すると、以下のようなシートが作成されます。
今回は過去30日のデータを取得すれば良いので、”Last N Days” の 7 を 30 に変更しました。
また、Metrics は ga:pageviews (ページビュー)、 Dimensions に ga:pagePath (ページパス) と ga:pageTitle (ページタイトル) を設置しました。
出力はページビューでソートしたいので、Sort に “-ga:pageviews” と入力します。
その他の条件が必要であれば、Core Reporting API の記載に従って記載できます。
本ブログは www.bscre8.com ドメイン配下にありますので、ビューに何も設定していないと www.bscre8.com の中のブログ以外の記事も取得してしまいます。また、ブログ内の記事以外のページも取得されてしまいます。そのため、Filters 欄にて除外設定をする必要があります。さきほどのCore Reporting API に比較演算子も解説してありますのでご参考ください。今回は以下のようになりました。
ga:pagePath=@/bslife/;ga:pagePath!~/bslife/index.htm;ga:pagePath!@/bslife/author;ga:pagePath!@/bslife/category;ga:pagePath!@/bslife/page;ga:pageTitle!@B's Life! | ビーズクリエイトのブログ。
この状態で、スプレッドシート上部メニューから、[アドオン] → [Google Analytics] → [Run Reports] をクリックし、レポートを実行します。
問題なければ以下のダイアログが表示され、ページビューランキングを Analytics から取得したデータが別シートに表示されるはずです。
ここまででチャットワークに送信するデータの取得準備ができました。
次回はいよいよ定期的にチャットワークへ送信します。(つづく!)