WEBの不思議、大好き。

“ビーズクリエイト”に入って5ヵ月、まだまだ分かんないことだらけの内園寺です。65歳になりますが、わたしにも若い頃はありました(当然ですが)。

広告会社で制作の仕事をしていたけれど、WEBの世界に入って思ったことは、「クリエイティブがゼンゼン違うな」ってこと。

むかしむかしな、わたしがコピーライター現役だったころ、糸井重里氏が百貨店の広告で “不思議、大好き。” ってコピーを書いたんじゃよ。糸井さんのコピーには、同じ百貨店の「おいしい生活。」とか「うれしいね、サッちゃん。」とかいろいろありました。自動車の「くう ねる あそぶ」とか、ウイスキーの「ロマンチックが、したいなぁ。」とか「あったかい夜をプリーズ。」とかもありましたっけ。

糸井さんとは、コピーライターの団体旅行とかで、何度かいっしょになったことがあるけれど、ホントに頭の回転が速いヒトだなって感じました。わたしもコピーライター出身なので、あの頃は「いつかイトイさんみたいなコピー書きたいな~」なんて思ったもんじゃヨ。ただ、何十年前のあの名コピーが、いまインターネットにのったらどうだろう?百貨店の告知のヘッドラインが「おいしい生活。」で、サブに小さく「北海道物産展やってます。」だったら。デ~ンと「北海道 うまいもの祭り開催中!旬の鮭やカニが勢ぞろい!ジャガイモもよろしくね!」とやった告知と、集客にどのくらいの違いがあるだろう?たぶん、「北海道うまいもの祭り・・・」の方が、お客さんはいっぱい来ると思う(けどな~)。

その差は明快。イメージ表現とダイレクト表現の差なんだよね~。
テレビ広告でも、新聞広告でも、通販とかはダイレクト表現を使っているけど、WEBはさらにダイレクトじゃないとダメだと思います。なので、この会社に来てからは、「より直接的に、よりわかりやすく」を心がけています。でも、「もっとわかりやすくなるはず」って悩んでいる日々。それと、むかしイメージ広告をやってた頃は、メディアはテレビだったり新聞だったりして、見るヒトは不特定多数でした。でも、WEBの場合は、ある程度、相手の顔が見えるじゃないの。その見える相手の、「感情にまで響く文章を書くレベルまでいきたいな~」と悩んでいる、WEBの世界5ヶ月の新人ライターでした。

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