Googleトレンドで主要SNSの人気度を“ざっくリサーチ”してみた

Googleトレンドをご存知でしょうか?

Googleが提供している「キーワード検索数の推移」をざっくり知ることのできるツールです。
さすがは検索エンジン最大手のGoogle、世界中の人がどんなワードでどのくらい検索しているかを、いとも簡単に見える化してくれる便利ツールを無料で提供してくれています。

このGoogleトレンド、無料ながらなかなか侮れないツールでして、その名の通り、世の中の流行・トレンドの状況を「検索」という視点から解き明かしてくれる代物。
よく検索されている単語=流行している、という見地に立てば、このツールがどれだけ優れているかは火を見るより明らかと言えるでしょう。

ちなみにこのトレンドとなる対象の語は、ある程度の検索数がある“ミドル〜ビッグキーワード”だけ。「ビーズクリエイト」「唐沢農機」では残念ながらデータが見れませんでした。(もっと多くの人が検索するような会社を目指しているんですけどね…)

ということで、本当にざっくりとはしていますが、世の中の流行や簡単な市場調査のような使い方ができるのが、このGoogleトレンドなのです。
何か面白い使い方はないかな〜?と考えながら、なんとなく計測してみた主要SNSの人気度を、簡単な分析も交えて紹介してみようと思います。

 

主要SNSの人気度[ざっくリサーチ]

今回、主要SNSとして挙げたのは以下の5つです。

  • Facebook
  • twitter
  • Instagram
  • LINE
  • TikTok

これらSNSの名称をそのまま、検索キーワードとして計測しました。計測期間(表示期間)は過去5年間としました。

その結果がこちらです。

項目に「人気度の動向」とあります。はてなマークをクリックして説明文を見てみると、、

との説明が現れました。
詳しいアルゴリズムは分かりませんが、絶対値ではなく各々を比較できる数値に修正してグラフ化してますよ〜という意味のようです。

今回見ている目的は、正確な数値予測などではなく、大まかな傾向を知る“ざっくリサーチ”ですので、個人的にはこの折れ線グラフを「5年間の検索数推移のグラフ」とみなして問題ないのではないかと考えます。

 

“ざっくリサーチ”から見えてくる傾向

各SNSごとに人気度の傾向を読み解きます。

  • Facebook…右肩下がり
  • Instagram、TikTok…右肩上がり
  • twitter、LINE…細かい上下動はあるが概ね横ばい

この手の分析は時に精緻に行う必要もありますが、基本的には大胆に(マクロに)行います。全体の大きな傾向を掴むことが時系列分析の極意だったりします。
ここから見えてくる仮説は、「インスタ、ティックトックなど新興がシェアを伸ばす一方、フェイスブックは人気が落ちている。ユーザーがフェイスブック離れを起こしているのでは?」といったことになるでしょうか。

また、グラフの傾きや高さにも注目してみると、こんな論調が浮かんでくるかもしれません。
「フェイスブックの落ち込み方は特に顕著だ。5年前にはツイッターやラインと同等の人気を誇っていたのに、今は半分程度にまで落ち込んでしまっている。逆に言えばツイッターやラインは5年経ってもユーザー離れを起こすことなく人気を維持している。この違いはなんだろう?」

その仮説からオープンデータを探します。ネットで「Facebook 利用者 推移 日本」などと検索してみると、次のようなグラフに行きあたったりします。

少し古いデータなのですが、ここではGoogleトレンドと同じように2015年以降の部分にだけ着目すれば良いと思います。
LINE、twitterはアクティブユーザーを増やしていますね。Instagramも同様です。
それに対し、Facebookは2015年以降、アクティブユーザー数を減らしていることが見てとれます。
ちなみにこのグラフの元になった調査は、15-64歳の日本人男女個人(N=4,935)を対象とし、主要SNSのアクティブユーザー(日常的に活用している人)を分析した結果だそうです。

Facebookの右肩下がり傾向など、Googleトレンドのグラフと相関性がありそうですね。
やはり検索数という指標が、世相を映す鑑(かがみ)として(ある程度)傾向を反映していると言えそうです。

 

“ざっくリサーチ”から何が言えるのか

結局のところ、Googleトレンドを使った「ざっくリサーチ」からどんなことが見えてくるのでしょうか?
ケースバイケースだとは思いますが、

「おそらくこういう傾向があるのではないか?」
「これが流行りだしたのっていつぐらいからだろう?」
「最近流行のAを競合のBと比べてみると…?」

といった疑問に対し、一定の指針や示唆を与えてくれるもの、という理解で良さそうな気がします。

データ(グラフ)から見えてくる傾向を基に仮説を立て、その検証のために別の視点で分析を加えてみたり、オープンデータを探してみたりなど…。精度や規模にもよりますが、私たちがマーケティング・コンサルティングを施す上でも、同様の“ざっくリサーチ”を机上で行っています。(デスクリサーチ等と呼びます)

調べる⇒事実を得る⇒仮説を導く⇒検証するために調べる⇒…この繰り返しです。
その中で得られた見解をおまとめして、クライアント様に対するコンサルティング、施策提案に繋げていきます。

「ざっくリサーチ」では様々なツールを駆使しますが、今回ご紹介したGoogleトレンドもその一つです。
こういったマクロ的な環境分析を基に、中長期的な施策を考えていくのも、私たちウェブコンサルタントに課せられた役割です。

お困りの際は“ざっくリサーチ”をお試しください。
どうやればいいか?については、私たちビーズクリエイトまでお問い合わせくださいませ!

s.yamamoto

この記事を書いた人: s.yamamoto

駆け出しのWEBディレクターです。
令和入社ですが、バリバリの昭和世代(ロスジェネ)です。
生まれ育った東信地域の経済・産業に貢献できるよう日々精進しています。

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