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【超初級編】Googleアナリティクスで見れるデータとは?

こんにちは、naganoです。今回は、今までGoogleアナリティクスをみたことも触ったこともない方にもわかるように、Googleアナリティクスでいったい何ができるのか?それはどうやったら見ることができるのか?を書いていきたいと思います。次回以降、それらの数字を見てどう活用できるのかを書きたい思います。

Googleアナリティクス活用していますか?

無料で導入できるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」をホームページに設置している企業は結構多いと思いますが、「とりあえず無料なので導入してみたけどその後触ったことがない。」とか「見てみたけど様々なデータが出てきて意味がわからない。」など、せっかく導入してみたものの、その後活用していないケースがよく見られます。

まずは、初心者でもすぐに見ることができるデータを列挙したいと思います。その後具体的な操作手順を説明いたします。

そもそもどういったデータが見れる?

以下のようなデータが見れます。

  1. どれくらいの人数がサイトに訪れているか、何ページくらいみているか?
  2. どのデバイス(パソコンやスマートフォン)でよく見られているか?
  3. どうやって(検索、広告、外部リンクなど)サイトに訪れているか?
  4. どのページがよく見られているか?
  5. サイトを訪れた際に一番最初に見たページはどこか?

では番号順に具体的にどのように操作をすれば見れるかみていきたいと思います。

1.「ユーザー サマリー」で訪問状況を把握

「ユーザー サマリー」画面では、一定期間内にサイトに訪れたユーザーの訪問状況をざっくり把握することができます。
「ユーザー」→「概要」メニューで開けます。

ここで見れるデータです。

セッション

そのサイトを訪れたのべ訪問数のことです。1回そのサイトを訪れたら、セッション数が1ということになります。例えばAさんが、朝、昼、晩と3回そのサイトを訪れたらセッション数は3になります。

ユーザー

こちらはのべ訪問数ではなく、訪問した人の人数です。先程のAさんが朝、昼、晩とが3回同じサイトを訪れた場合、セッション数は3になりますが、ユーザ数は1になります。

ページビュー数

そのサイトで見られたページの数です。Aさんが朝サイトに来て、3つのページを見た場合、セッション数は1でページビュー数は3になります。

直帰率

直帰とはユーザーが他のページ見ることなく、1ページ目だけを見てすぐそのサイトから離脱した、という行動のことをいいます。直帰率とは、全体のセッションのうち何%が直帰したかの割合を表します。

2.「ユーザー モバイル サマリー」で使用デバイスを把握

「ユーザー モバイル サマリー」では、ユーザーの使用デバイスを把握することができます。
「ユーザー」→「モバイル」→「概要」メニューで開けます。

mobileはスマートフォン、desktopはパソコン、tabletはipadなどのような端末のことを指します。

ここでは各デバイスごとのユーザー数、セッション数、コンバージョン数などが見れます。それらを把握したうえで、まずは最もボリュームの大きいデバイスから改善に着手するのが有効です。昨今、パソコンを持たずにスマートフォンのみで生活している人も増えて来ているので、mobileの割合が多い場合はスマートフォンではどのように見えているか、使いやすいデザインになっているかをチェックすることが重要になります。

 3.「集客 チャネル」でどこから来ているかを把握

「集客 チャネル」では、ユーザーがどうやってこのサイトを訪れたかということを把握することができます。
「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」で開けます。

表示されている用語の意味は

Organic Search

GoogleやYahooなどの検索エンジンから流入したきたということを意味します。SEO対策などしている場合はチェックすべき数字です。

Paid Search

GoogleやYahooなどの検索エンジンの検索連動型(リスティング)広告から流入してきたということを意味します。

Display

ディスプレイ広告から流入してきたということを意味します。

Other Advertising

Paid SearchにもDisplayにも分類されない広告から流入してきたということを意味しています。

Social

FacebookやTwitterなど、ソーシャルメディアから流入してきたということを意味しています。

Referral

他のサイトに貼られた外部リンクから流入してきたということを意味しています。

Direct

リンク元がない、すなわちブラウザのブックマークやURL直接入力から流入してきたということを意味しています。

Email

メルマガなど、Emailに含まれるリンクから流入してきたということを意味しています。

Other

その他

4. 「行動 サイトコンテンツ すべてのページ」でよく見られているページを把握

「行動 サイトコンテンツ すべてのページ」では、サイト内でユーザーによく見られているページ(人気のページ)を把握することができます。
「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」で開けます。

サイトを運営していくうえで、どのページがユーザーによく見られているのかを把握するのは必須です。よく見られているページというのは、何か施策を打った際の数値変動幅が大きいページなので、優先的に改善を施すべきページだといえることもできます。
逆に、重要なページなのにあまり見られていない場合はそのページへの導線が弱いとも考えられるため、それ以前のページなどに改善箇所があったりします。

5.「行動 サイトコンテンツ ランディングページ」で最初に見たページを把握

「行動 サイトコンテンツ ランディングページ」では、ユーザーがサイト内で最初に見たページを把握することができます。
「行動」→「サイトコンテンツ」→「ランディングページ」で開けます。

サイト運営において、ユーザーがサイト内で最初に見たページを把握することは必須です。なぜなら最初のページは、ユーザーがその後、サイト閲覧を続けて最終的にコンバージョンするかどうか、最初の分かれ道になるからです

例えば、先述した「直帰率」をランディングページと掛け合わせてみてみます。ランディングページの直帰率が90%になっていたとすると、例えばそのページに100人に訪れたのに、他のページを一切見ず、すぐに帰ってしまう人が90人もいるということです。

  • ページ内容が探していたものと違う、見てもためにならない
  • パッと見ごちゃごちゃしていて見ずらい
  • 次に進みたいけどどこを押せばいいかよくわからない

など理由は色々と考えられますが、せっかく来ていただいたのに何もしないで帰ってしまうのでは非常にもったいなので、重要な改善ポイントになります。

まとめ

今回はまず、Googleアナリティクスで表示されている数字がどういったものなのか?どうやったらそれが見れるのか?代表的なものを列挙してみました。

ただ、その数字を見ているだけでは「それで?」とまたハテナが増えてしまうだけかもしれません。次回はじゃあどうやってこの数字を活用してWEBサイトの改善を進めていけばいいのか?具体的な事例も入れながら解説していきたいと思います。