
最近、YouTubeやSNSで「ずんだもん」の音声を耳にしたことはありませんか?ずんだもんのような、かわいらしい声で話すテキスト読み上げは、多くの動画で使われています。
「ずんだもんの声は聞いたことがあるけど、ソフト自体はよく知らない」という方もいるかもしれません。実は、その音声を作っているのが「VOICEPEAK」や「VOICEVOX」といった音声合成ソフトです。
「VOICEPEAK」は株式会社AHSが開発・販売する有償の製品で、高品質な音声が特徴です。
一方、ずんだもんの声を無料で使えることで知られる「VOICEVOX」は、オープンソースで開発されており、商用・非商用問わず誰でも自由に利用できる点が魅力です。
どちらも、テキストを入力するだけで簡単に自然な音声を作れるソフトで、初心者でも手軽にナレーションを作成できます。
今回は、VOICEPEAKに焦点を当てて、実際に使ってみた感想を交えながら、「どんな操作感なのか」「どんな魅力があるのか」といった点を解説していきます。
VOICEPEAKの説明
まずは、VOICEPEAKの概要を説明します。
VOICEPEAKは、テキストを入力するだけで自然な音声を生成できる音声合成ソフトです。主にナレーション用途で使われることが多く、YouTube動画やプレゼン資料の読み上げ、ゲーム実況の音声作成など、さまざまな場面で活用されています。さまざまなキャラクターボイスがあるため、自分の用途に合った声を選べるのもポイントです。
特徴
このソフトの大きな特徴は、高品質な音声と簡単な操作性です。
VOICEPEAKはデフォルトの設定でも 自然で聞き取りやすい音声を生成できます。そのため、初心者でもすぐに扱えるのが魅力です。
利用範囲
個人ユーザーの利用、教育機関や法人など、様々な商用・業務用途での利用も可能です。※商用利用については後述
対応OS
OSはWindows、macOS、Linuxに対応。ダウンロード版で購入できます。
無料体験版と付属ソフト
VOICEPEAKシリーズには無料体験版が用意されているものもあるため、購入前に実際の使用感を試すことができます。
また、製品によっては付属ソフトがついてくるものもあります。たとえば「VOICEPEAK 東北ずん子」には、「VOICEPEAK ずんだもん」や「VOICEPEAK フリモメン」が収録されています。
インストールをすると、ひとつのエディターでこれらの付属ソフトも使えるため、キャラクター同士の“掛け合い”などにも活用できます。
商用利用の注意点
注意すべき点として、「VOICEPEAK商用可能製品シリーズ」以外のキャラクターは、商用利用の範囲が異なります。
たとえば「東北ずん子」は商用利用不可です。また、「東北ずん子」に付属の「ずんだもん」「フリモメン」、その他単体販売されている「宮舞モカ」「重音テト」などのキャラクター製品シリーズは別途商用ライセンスが必要になります。
利用するソフトによって利用範囲が異なるため、商品の購入前に必ず利用規約を確認しましょう。
VOICEPEAKが使いやすい理由
VOICEPEAKの最大の魅力は、その圧倒的な使いやすさです。音声合成ソフトと聞くと、「設定が複雑そう」「調整が難しいのでは?」と思うかもしれませんが、実際に使ってみると驚くほどシンプルでした。
基本的な操作は、「テキストを入力して、再生ボタンを押すだけ」。これだけで、自然な音声が流れます。難しい設定をしなくても、デフォルトの状態で十分聞きやすい音声が生成されるので、初心者でもすぐに扱えます。
さらに、細かい調整も簡単です。例えば、
- 話すスピードを変える(ゆっくり or 速く)
- 声の高さを調整する(低め or 高め)
- イントネーションを少しだけ修正する
といったカスタマイズも、直感的なUIでサクッとできるのが便利なポイントです。
これなら、動画制作の初心者でも手軽にナレーションを作れるので、「難しそう」と敬遠していた人も、一度試してみる価値アリです!
VOICEPEAKを実際に使った感想(良かった点)
VOICEPEAKを実際に使ってみて、まず感じたのは「とにかく簡単!」 ということです。ソフトを起動して、テキストを入力し、再生ボタンを押すだけで、自然な音声が流れました。
↑テキストを入力するだけ!なお今回は「VOICEPEAK 商用可能 6ナレーターセット」を使用しています。
◎ 良かった点
- ✅ 操作がシンプル
→ 初心者でも迷わず使えるUI設計です。説明書なしでもすぐに扱えるレベル! - ✅ そのままでも十分自然な音声
→ 細かい調整をしなくてもすぐに使いはじめられます。 - ✅ 声のバリエーションが豊富
→ かわいい声以外にも、大人っぽい声や落ち着いたナレーション向きの声があるので、業務利用にもOK。幅広い用途に使えます。 - ✅ イントネーションの自動調整が優秀
→ 文章を入力すると、自然な抑揚が自動でつくので、文字の手直しが少なく済みます。
ナレーションを手軽に作りたい人にとって、VOICEPEAKはかなり優秀なツール だと感じました!
実際に自分で使用したことで、テキスト読み上げソフトがよく使用されている理由がよくわかりました。
VOICEPEAKのボイス:多彩な声が魅力
VOICEPEAKやVOICEVOXといえば、「ずんだもん」のイメージが強いかもしれません。ずんだもんは、かわいらしく個性的な声で、YouTubeの解説動画やゲーム実況などでよく使われています。しかし、VOICEPEAKの魅力はそれだけではありません!
VOICEPEAKシリーズには 大人っぽい落ち着いた声や、ナレーション向きの自然な声 など、さまざまなボイスが用意されています。例えば、
- 落ち着いた男性・女性の声 → プレゼンやビジネス向けのナレーションに最適
- 元気で明るい声 → エンタメ関連の動画やPR動画にぴったり
- 渋い声・低音ボイス → ドキュメンタリー風のナレーションにも使える
このように、用途に合わせて最適な声を選べるのがVOICEPEAKの大きな強みです。
実際の音声は、公式サイトで試聴できるので、いろいろ聞いてみてください!
ソフト内でも簡単に声の高さや話し方の調整ができるので、同じ製品・キャラクターでもトーンを変えれば、違った印象の音声を作ることも可能です。例えば、「やさしく語りかけるようなナレーション」や「明るい解説動画向けの音声」など、幅広いスタイルに対応できます。
こうした多彩なボイスを活用すれば、より個性的な動画やナレーションを作ることができます。
VOICEPEAKの活用事例
VOICEPEAKは、ナレーション作成が驚くほど簡単なだけでなく、さまざまな用途で活用できるのが魅力です。具体的には以下のような場面で使えます。
- ①YouTube動画のナレーション
最近では、解説系・レビュー系の動画で音声合成ソフトがよく使われています。自分の声を録音するのが苦手な人でも、VOICEPEAKを使えば自然なナレーションを簡単に作成できるので、編集作業がスムーズになります。 - ②プレゼン資料や講義等の音声化
ビジネス向けのプレゼン資料や、学習用のスライド画像にナレーションを入れることで、より分かりやすく伝えられます。特に、落ち着いたトーンの音声を選べば、プロのナレーターが読んでいるかのような仕上がりになります。 - ③ゲーム実況動画での活用
ゲーム実況などの動画で、自分の声の代わりに音声合成を使う という方法もあります。特に、キャラクターの個性を活かしたボイスを使えば、ゲームの雰囲気を盛り上げることができます。 - ④音声付きコンテンツの作成
VOICEPEAKを使えば、朗読動画・ドラマ風の作品・音声コンテンツなど、さまざまな創作活動にも応用可能です。キャラクターごとに異なる声を割り当てることで、より臨場感のある作品を作ることができます。
このように、VOICEPEAKは動画制作にとどまらず、さまざまな場面で活躍する便利なツールです。「ナレーションを作るのは難しそう」と思っていた人も、これなら手軽にチャレンジできると思います!
VOICEPEAKとは:まとめ
VOICEPEAKを実際に使ってみて感じたのは、「想像以上に簡単で、すぐに使える」ということです。
インストールして、アクティベーションコードを入力し、開いたエディターにテキストを入力すると、すぐに自然なナレーションが作れました。初心者でもハードルが低く、すぐに動画制作などに活用できます。
また、ずんだもんなど可愛いキャラクターの声だけでなく、落ち着いたナレーション向けの声や、渋い低音ボイスなど、多彩な音声が用意されている点も魅力的でした。用途に合わせて使い分けることで、さまざまなシーンで活躍しそうです。
また、感情表現できるのもおもしろいなと思いました。調整することで印象が変わるので、エディターをいじっているだけでも楽しいです。
「動画にナレーションを入れたい」「音声合成に興味がある」という方は、ぜひ一度VOICEPEAKを試してみてはいかがでしょうか?
・VOICEPEAKシリーズ:https://www.ah-soft.com/voice/
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