こんにちは。ビーズクリエイトの丸焼き番長、信州ひろみです。
岡山で生まれ、縁あって長野の上田市に移り住み、東御市にあるビースクリエイトで働いています。日曜の夜、ポツンと一軒家を観ながら晩酌するのが、私にとってのささやかな幸せです。
この日付を見て、漠然とした不安を感じている方もいるかもしれません。今日はその不安の正体と、私たちがどう向き合うべきか、という話を少し。
2025年7月5日に何が起こる、という話
最近、ネットのニュースでも時折見かける「7月5日」という日付。
発端は、たつき諒先生の『私が見た未来』という一冊の漫画です。作者が見た夢が元になっているそうで、その本の中で、2025年の7月に大災害が起きると予言されています。
予言されている内容は、なかなか衝撃的です。
- 太平洋上で巨大な大地震が発生
- それに伴って、巨大な大津波（津波）が発生する
- 隕石の落下を指摘する声もある、とか
ちなみに、私どもビーズクリエイトが所属する株式会社唐澤農機サービスは、東御市の標高811mに位置しています。津波の心配はあまりしておらず、懸念する大災難といえば、ツルヤの一斉休業日前日の大特売日を逃すことぐらいかもしれません。
ただ、こうした話はSNSなどを通じて拡散され、多くの人の関心を集めます。その中で尾ひれがつき、デマとなって過度な不安を煽ることも。完全に真実だと思い込むのは危険です。情報の取り扱いには注意が必要ですね。
予言よりも、確かな記憶と向き合う
予言が当たるかどうか。正直、私には分かりません。
ですが、私たちが目を向けるべきは、未来の予言よりも、過去の確かな記憶ではないでしょうか。
私たちの記憶にも新しい、東日本大震災。
あの大災害では、津波や地震によって計り知れない被害が出ました。数万もの方が犠牲になり、今もなお、多くの方がその影響と向き合っています。テレビやネットのニュースで見るたびに、いつ、こうした災難が我が身に降りかかってくるか分からないと痛感させられます。あれは、国全体を揺るがすほどの、まさしく未曾有の災害でした。
私たちは、予言がなくとも、常に災害と隣り合わせの場所に住んでいます。
この信州地域も例外ではありません。そもそも海なし県（涙）なので津波の心配はありませんが、いつ起きるか分からない中央構造線の地震、そしてすぐそこにある浅間山の噴火のリスク。これらは予言ではなく、科学が示す現実です。
だから、「備え」が必要なのです。
漠然とした不安を抱え続けるのではなく、それを具体的な行動に変えること。それこそが、私たちが今すべきことだと私は思います。
会社と日常を丸焼きにしないためのBCP
「BCP（事業継続計画）」という言葉があります。
これはまさに、有事の際に会社の被害を最小限に抑え、事業を守り抜くための「備え」のこと。大きな災難が起きても、大切な事業と従業員の生活を守るための、いわば「事業の生存戦略」です。
「難しそう」と思いますか？大丈夫、やることはシンプルです。
BCP策定のシンプルな3ステップ
- 自社の弱点を知る：国や自治体が公開しているハザードマップを見て、自分たちのオフィスがどんなリスク（洪水、土砂崩れ、地震の揺れやすさ）を抱えているか確認する。
- 失うと困るものを決める：会社の心臓部である「人、モノ、金、情報」。特に、代替のきかないものは何かをリストアップする。
- 守るための具体策を考える：
- 従業員の安全な場所と安否確認方法の確立。
- データのバックアップ（クラウド活用がおすすめです）。万が一、サーバーが丸焼きになっても、データさえ無事なら事業は続けられます。
- ライフラインが止まっても数日は事業を継続できる備蓄。
こうしたBCPは一度作ったら完全、というわけではありません。社会情勢や会社の状況に合わせて見直し、新たな視点を取り入れていくことが重要です。経営トップの決断と、現場の私たち一人ひとりの意識が、いざという時の大きな力になります。
まとめ：不安を、確かな備えに
2025年7月5日。
その日に何が起こるのかは、誰にも分かりません。
けれど、東日本大震災という現実を経験した私たちは知っています。災害は、ニュースの向こうの出来事ではなく、ある日突然、私たちの日常を奪うものだということを。
未来への不安を、確かな「備え」という行動に変えること。
それが、不確かな未来を生きる私たちにできる、最も賢明な選択だと思います。
この記事が、あなたの会社の「今」を見つめ直す、何かのきっかけになれば幸いです。
私も、いつ野良信州太郎ぽーくや野良信州峯村牛に遭遇しても良いよう、いつでも丸焼きができるよう、万全に準備をしておこうと思います。
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