
自由研究と旅のしおりを作ってみよう
はじめに
夏休みには、「自由研究」「家族旅行」「宿題の管理」など、子どもも大人もやることがいっぱい。でも、ノートや紙だけでは書き直しが大変だったり、情報がバラバラになってしまったりしませんか?
そんな時こそおすすめなのが、スプレッドシート(表計算ソフト)です。見た目は難しそうだけど、実はとてもシンプルで、初心者でもすぐに使える便利なツール。計画を整理したり記録をまとめるのにぴったりです。
この記事では、以下の活用方法を中心に、画面操作が不慣れな方でも安心して使えるように、やさしい言葉と手順で丁寧に解説
- 自由研究の記録・まとめ方(観察日記、グラフ化、仕上げ方)
必要な操作をひとつひとつ丁寧に紹介しますので、今すぐパソコンやスマホがあれば始められます。記事後半では、自由研究に使える観察日記の作り方を解説、自分でアレンジしたりできるようにもしています。
スプレッドシートとは?どうやって始めるの?
● スプレッドシートの基本とは?
スプレッドシートとは、縦と横に並んだ「セル」というマス目に文字や数字を書き込んで、情報を整理することができるソフトです。料理のレシピや買い物リストを表にするような感覚で使えます。
代表的なツールには次のものがあります:
- Google スプレッドシート — インターネットのブラウザ上で動き、無料で利用でき、自動保存・共有も簡単
- Microsoft Excel — パソコンにインストールして使う本格派。機能が豊富ですが、有料のライセンスが必要なこともあります。
● 初心者でも簡単!Google スプレッドシートの始め方
- Googleアカウントでログイン(Gmailなどを持っている方はすでにアカウントあり)
- Google ドライブを開く
- 左上の「+ 新規」→「Google スプレッドシート」をクリック
- 白紙のスプレッドシートが開いたら準備完了!
- 上のセルに「日付」「項目」「記録」などを書いてみましょう
この段階では、紙のノートに書くような感覚でOK。数字や文字を自由に入力してみてください。
● 覚えておきたい便利な基本操作
- セルをクリックして入力:紙のノートと同じ感覚で、文字や数字が書けます。
- コピー&貼り付け:セルを選んでCtrl(またはCmd)+Cでコピー、Ctrl+Vで貼り付け。
- 色つけや太字:見出しを目立たせたいときは、文字を太字にしたり、背景に色を付けられます。
- 並び替え・フィルター:データが増えたときには、日付順・名前順などで並べ替えられます。
- 簡易関数(SUM、AVERAGEなど):合計や平均を自動で計算してくれます。
- 共有設定:URLを共有すれば、家族や友達と同時に見たり編集したりできます。
● なぜ夏休みのために使うといいの?
スプレッドシートが夏休みに便利な理由はたくさんあります:
- 情報が見やすく整理できる:日ごとの記録や予定を表に入れるだけで、誰にでも見やすくなります。
- 修正や更新がとても簡単:間違えたら消して入力し直すだけ。
- グラフで変化が一目瞭然:日々の変化をグラフにすれば、成長や傾向がよくわかります。
- 紙と違って提出前に見直せる:印刷前にレイアウトを確認したり、色を調整したり可能です。
- 共有が簡単なので家族で使えて便利:旅行の予定や自由研究の進捗をリアルタイムで家族と共有できます。
自由研究をスプレッドシートでまとめる方法
毎年悩む自由研究も、スプレッドシートを使えば観察したことや実験データを順番に整理し、わかりやすくまとめられるようになります。
● どんな研究に合う?事例を紹介
- 植物の成長記録(朝顔、ひまわりなど)
- 気温や天気の変化を記録
- 水の温度変化や色の変化を観察する実験
- 身近なものの比較調査(文房具やお菓子の重さなど)
● ◎例:観察日記を作ってみよう
ここでは朝顔の観察日記を例に、作り方をステップ毎に解説します。
【作り方】
- 新しいスプレッドシートを開く:第1章で説明した手順で、Google スプレッドシートの新しいシートを開きます。
- 見出し(ヘッダー)を入力:
- 1行目のセル(A1, B1, C1…)に、それぞれ「日付」「天気」「草丈(cm)」「葉の数」「花の数」「観察したこと」「気づき・変化」「メモ・コメント」と入力します。
- 見出しのセルを選択し、ツールバーの「B」(太字)アイコンをクリックして太字にすると、見やすくなります。
- 日付と観察データを入力:
- 2行目以降の各セルに、日付、天気、高さ、葉の数、記録を毎日入力していきます。
- 日付は「8月1日(木)」のように、曜日の情報も入れると分かりやすいです。
- 列幅の調整:
- 「観察したこと」の列のように、入力内容が長くなる場合は、列の幅を広げましょう。列の見出し(例えばF列の「F」)の右端にマウスカーソルを合わせると、左右の矢印が表示されるので、それをドラッグして幅を調整します。ダブルクリックすると、入力内容に合わせて自動で幅を調整してくれます。
- 色をつける(任意):
- 見出し行全体を選択し、ツールバーの「塗りつぶし(バケツのアイコン)」をクリックして、背景に色をつけると、さらに見やすくなります。
- 特定のセルや行に色をつけて、強調することもできます。
この表を日々更新するだけで、観察内容が整理整頓されていきます。
● グラフで変化を見える化しよう
「朝顔の高さ」や「水温」など、毎日数値で記録するタイプの自由研究では折れ線グラフがぴったりです。数値の変化に気づきやすくなり、発見がわくわくします。
【グラフの作り方】
- グラフにしたいデータ範囲を選択:
- 例えば、日付と朝顔の草丈のグラフを作りたい場合、日付が入力されている列(A列)と草丈が入力されている列(C列)を選択します。両方の列を選択するには、最初の列(A列)を選択した後、Ctrl(Cmd)キーを押しながら次の列(C列)の列見出しをクリックします。
- グラフの挿入:
- 画面上部のメニューから「挿入」をクリックし、「グラフ」を選択します。
- グラフの種類の選択:
- 右側に「グラフエディタ」が表示されます。「設定」タブの「グラフの種類」で、「折れ線グラフ」を選びます。
- 横軸に「日付」、縦軸に「数値(高さ・温度など)」が自動で設定されることが多いですが、もし違う場合は「軸」の項目で設定し直します。
- グラフのカスタマイズ(任意):
- 「カスタマイズ」タブでは、グラフのタイトル、軸のラベル、線の色などを変更できます。見やすいように調整しましょう。
- グラフの配置:
- 作成されたグラフは、シート上の好きな場所にドラッグして配置できます。サイズも角をドラッグして調整可能です。
● 体裁を整えて仕上げよう
自由研究を提出するなら、次の仕上げポイントがおすすめです:
- ヘッダー(見出し)を太字にする
- 表のセルに枠線や背景色をつけて見やすくする
- 列幅や行高さを調整して読みやすくする
- 余白をうまく使って整理する
完成したら、「ファイル」→「ダウンロード」→「PDF」を選択するか、「印刷」で紙に出力。先生に見やすいと褒められるかも!
自由研究や旅行しおり、他にも活用できるアイデア
スプレッドシートは自由研究や旅行だけでなく、以下のような使い方もできます:
- 宿題チェックリスト:いつまでにどの宿題を終えるか、チェックを付けるだけで進捗管理
- お手伝いカレンダー:家事やお使いをした日を記録して、続けられたかを視覚化
- お小遣い帳/家計簿:支出を入力するとグラフ化されて、お金の使い方が見える化
- お出かけリスト:旅行だけでなく日帰りのお出かけ計画も表で管理
解説した作り方を少しアレンジするだけで、日常生活の様々な面に活かせます。
まとめ
この記事で紹介した内容をもう一度まとめます:
- 誰でも使える簡単な操作で、情報を見やすく整理できる
- 観察記録を表にまとめてグラフ化すれば、変化がわかりやすい
- 共有・印刷・PDF出力がカンタンなので、家族や先生ともスムーズに共有できる
この夏、スプレッドシートを活用して、学びも旅行も充実させましょう!初めての方でも安心して使えるように、記事内容をしっかり読みながら進めてみてください。
最後に
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