今期は単純な強さ比べが通用しない「相性の迷宮」
2025年も押し迫ってきましたね。
年末年始の風物詩と言えば、箱根駅伝と全国大学ラグビー選手権の2つと思っているのは私だけでしょうか(^^;(ニュースになるのはいつも箱根駅伝ばかりで大学ラグビーは記事でも小さく。。。)
こんにちは。ビーズクリエイトのNakanoです。
今回は、全国大学ラグビー選手権に焦点を当て、どの大学が優勝するのかAIに分析してもらいました。
そういえば数カ月前、大谷翔平擁するドジャースがMLB制覇するかどうか分析させた結果、見事にAIの予想があたりましたね。
それではAIに予想してもらいましょう!
2025.11.22に開幕した第62回全国大学ラグビーフットボール選手権大会。今大会の最大のテーマ、それはあまりにも重く、歴史的なものです。
「帝京大学の5連覇(V5)を誰が止めるのか」
現在、大学選手権4連覇中の絶対王者・帝京大学。しかし、今季の彼らは「関東対抗戦Aグループ4位」という、信じがたい位置からスタートしています。
王権の崩壊か、それとも手負いの獅子の逆襲か。
今シーズンは、単純な強さ比べが通用しない「相性の迷宮」と化しています。
この複雑な糸を解きほぐし、1月11日に最後に笑うのは誰なのか。
評価項目を詳細に数値化し、徹底的に分析します。
1. 「V5」への包囲網と、今季の「3つの矛盾」
予想に入る前に、今シーズンの特殊な力関係を整理しましょう。この情報を理解しないと、なぜ帝京大が4位なのか、なぜ明治大が優勝候補なのかが見えてきません。蛇足ですが、残念ながらリーグ戦の大学はベスト4に残ることができませんでした。
【決定的な事実:直接対決のジャンケン】
- 明治大学 > 帝京大学 (対抗戦結果:明治勝利)
- 今季最大のトピック。明治がフィジカルバトルで王者をねじ伏せました。これが明治優勝推しの最大の根拠です。
- 帝京大学 > 早稲田大学 (対抗戦結果:帝京勝利)
- 早稲田の展開力を、帝京が圧力で封殺。相性の差が出ました。
- 早稲田大学 > 天理大学 (選手権準々決勝:早稲田勝利)
- 関西王者の天理を早稲田が撃破。天理の圧倒的な攻撃力を封じた戦術眼は本物です。
- 天理大学 > 京都産業大学 (関西Aリーグ結果:47-15で天理圧勝)
- 京産大は天理にダブルスコア以上で敗北。この「ものさし」を使うと、天理に勝った早稲田や、その早稲田に勝った帝京との距離感が見えてきます。
2. 徹底戦力分析:6項目レーダーチャート&総合スコア
全国の準決勝に進出した4校の戦力を、今シーズンの実績と対戦内容に基づき、以下の6項目(各10点満点)で数値化し、60点満点の総合スコアで評価します。
- FW(フォワード): スクラム、モール、接点の圧力。
- BK(バックス): 展開力、決定力、キック処理。
- 個の能力: 局面を単独で打破するフィジカルやスキル。
- チーム戦術: 分析力、規律、ゲームプランの遂行度。
- セットプレー精度: マイボール確保率、プレッシャー耐性。
- 精神的側面(メンタル): 経験値、修正力、ハングリー精神。
① 帝京大学(関東対抗戦A 4位)
~V5のDNAを持つ、最強の「4位」~
| 項目 | スコア | 分析内容 |
| FW | 9.5 | 明治には敗れたが、早稲田を粉砕したパワーは健在。 |
| BK | 8.5 | FWが前に出れば止められない。決定機を逃さない嗅覚は王者そのもの。 |
| 個の能力 | 9.5 | 選手個々の力(1対1の強さ)は依然として最強クラス。 |
| チーム戦術 | 8.5 | 負けを知り、原点のフィジカルラグビーに回帰。迷いがない。 |
| セットプレー | 9.0 | 修正能力が高い。ここ一番での安定感は4連覇の経験が生きる。 |
| 精神的側面 | 10.0 | ここが最大のアドバンテージ。 「4位からのV5」という物語がチームを結束させている。 |
| 総合点 | 55.0 | 【Top Score】 |
【分析】
総合点はトップ。対抗戦の順位は関係ありません。秩父宮ラグビー場で筑波にリベンジするなど、彼らには「大学選手権の勝ち方」が染み付いています。早稲田に勝利している実績と、明治に負けた悔しさをエネルギーに変えた今の帝京は、まさしく「鬼」です。
② 明治大学(関東対抗戦A 1位)
~王者を倒した自信と、脆さの同居~
| 項目 | スコア | 分析内容 |
| FW | 9.5 | 帝京FWに競り勝った事実は重い。スクラムの破壊力は今大会No.1。 |
| BK | 9.0 | 決定力は高いが、FW戦で劣勢になるとミスが増える(対筑波戦)。 |
| 個の能力 | 9.0 | 各ポジションに世代トップクラスを配置。 |
| チーム戦術 | 7.5 | 「前へ」は強力だが、相手にペースを乱された時の修正力に課題。 |
| セットプレー | 9.0 | スクラムは絶対的な武器だが、規律(ペナルティ)に不安あり。 |
| 精神的側面 | 8.0 | 帝京に勝った自信と、筑波に負けた不安が同居。受けて立つと脆い。 |
| 総合点 | 52.0 |
【分析】
ポテンシャルは帝京と双璧。直接対決で勝っている点が最大の評価ポイントです。しかし、筑波戦や慶應戦で見せた「泥臭い相手への弱さ」がスコアを若干下げています。準決勝の京産大戦が鬼門となる理由もここにあります。
③ 早稲田大学(関東対抗戦A 3位)
~ジャイアントキリングの戦術家~
| 項目 | スコア | 分析内容 |
| FW | 7.5 | サイズ不足は否めないが、運動量と反応速度でカバー。 |
| BK | 10.0 | 天理を翻弄したアタックは圧巻。決定力は4校中No.1。 |
| 個の能力 | 8.5 | フィジカルをスキルでカバーする能力が高い。 |
| チーム戦術 | 9.5 | 天理攻略は見事。相手の弱点を突くプランニングは完璧。 |
| セットプレー | 7.0 | 帝京戦での敗因。ここが崩れると勝機はない。 |
| 精神的側面 | 9.0 | 天理を倒した勢いと自信は素晴らしい。 |
| 総合点 | 51.5 |
【分析】
前回大会で帝京に返り討ちにあって準決勝に終わった早大。関西王者の天理(総得点471点)を倒した戦術眼は本物です。総合力では明治・帝京に劣りますが、日本代表FBの矢崎を擁するバックス陣は「ハマった時」の爆発力は一番。ただし、対抗戦で力負けした帝京との再戦は、相性的に厳しい戦いになります。
④ 京都産業大学(関西Aリーグ 2位)
~傷だらけの関西代表~
| 項目 | スコア | 分析内容 |
| FW | 9.0 | スクラムとモールへのこだわりは凄まじい。 |
| BK | 7.0 | 天理戦で47失点。スピードランナーへの守備対応に難あり。 |
| 個の能力 | 8.0 | 留学生のパワーは強力だが、組織ディフェンスの前で孤立する懸念。 |
| チーム戦術 | 8.0 | セットプレー起点。やることは明確。 |
| セットプレー | 9.5 | ここが生命線。明治相手にプレッシャーをかけられる唯一の武器。 |
| 精神的側面 | 8.5 | 天理大敗から立て直したタフさはある。 |
| 総合点 | 50.0 |
【分析】
4強の中で唯一の東京に本部を置かない大学。客観的な数値(特に対天理戦の15-47)を見ると、苦しい評価になります。しかし、明治が苦手とする「重いFW戦」に持ち込める相性を持っています。総合点は低いですが、リーグ戦1部優勝の東海大学を破るなど、一発の怖さはあります。
3. 準決勝(1月2日)展開予想と勝敗確率
第1試合:明治大学 vs 京都産業大学
【予想:明治大学の勝利(確率 70%)】
明治にとって京産大は、警戒すべき「重い」相手ですが、やはり「天理大学」という物差しが判断材料になります。
京産大は天理のスピードと展開力に崩されました。明治のBK陣のアタック能力は、その天理と同等かそれ以上です。
- 展開: 京産大のスクラムに苦しみ、前半は接戦。しかし、明治は筑波戦の反省から「我慢」を覚えています。後半、京産大の足が止まったところを明治BKが突き放す。
- スコア: 明治が10点差以上をつけて勝利。
第2試合:早稲田大学 vs 帝京大学
【予想:帝京大学の勝利(確率 65%)】
早稲田の天理撃破は素晴らしいですが、ここで「V5王者の壁」が立ちはだかります。
対抗戦で帝京は早稲田に勝利しています。帝京は、早稲田のスピードを封じる術(接点での圧力、セットプレーの支配)を熟知しています。
- 展開: 早稲田が先行するもしれませんが、帝京は焦りません。じわじわとフィジカルで体力を削り、後半20分以降に逆転、あるいは突き放す「横綱相撲」を見せるでしょう。
- スコア: 帝京が5〜10点差で勝利。
4. 決勝(1月11日):V5阻止か、王朝継続か
私のシミュレーション通りなら、決勝は「明治大学(対抗戦1位) vs 帝京大学(対抗戦4位)」。
対抗戦のリマッチです。
総合スコアでは帝京(55.0)が明治(52.0)を上回りました。
しかし、私はあえてここで明治大学の優勝を予想します。
優勝予想:明治大学
(優勝確率:45%)
※帝京40%、早稲田10%、京産5%
【なぜスコア下位の明治を推すのか?】
- 直接対決の事実:スポーツにおいて「相性」と「実績」は数字を超えます。今季、明治は帝京のフィジカルを真っ向からねじ伏せています。この精神的優位性は計り知れません。
- 筑波戦の敗北という「ワクチン」:明治の弱点は慢心でした。しかし、筑波に負けたことで彼らは引き締まりました。「負けを知った明治」は、全勝の時よりも遥かに危険です。
- 帝京のプレッシャー:5連覇(V5)という偉業は、見えない重圧となって帝京にのしかかります。決勝の拮抗した場面で、追う者の強みを持つ明治が、最後の最後でその壁を破ると読みます。
予想スコア:
明治 24 – 21 帝京
5. 最後に
「4連覇中の王者が4位から頂点を狙う」という劇的なシチュエーションは、ラグビーの神様が用意した最高の演出です。
帝京が意地を見せて5連覇を達成するのか。
それとも明治が連覇の野望を打ち砕き、新しい「紫紺の時代」を告げるのか。
1月11日、どの大学が日本一になるのか。ノーサイドの笛が鳴るその瞬間まで、私たちの心臓は高鳴り続けるはずです。
皆さん、お正月は国立競技場でお会いしましょう!japan!
以上のようにAIの解説では帝京大学の5連覇を阻んだ明治大学の優勝となりましたが、皆さんの予想(サポートする大学への贔屓目や愛校心?)は如何でしょうか。
いずれにしても4年生にとっては学生として最後の大会、悔いのない試合をして社会人になってほしいものです。
ビーズクリエイトでは、新たな仲間も募集しております!
会社のことが知りたい方は会社説明会等を開催しておりますので、
お気軽にご参加ください!
会社説明会の日程は、リクルートサイトの“お知らせ”よりご確認ください。
また、会社説明会動画もYouTubeで公開していますので、
お気軽にご視聴いただければと思います。







