こんにちは!長野県上田市在住のしみずです。上田市・東御市にお住まいの皆さま、特にこの地域で日々お仕事をされているビジネスパーソンの皆さま、今年の冬支度の準備はもうお済みですか?
「まだ日中は暖かい」「今は紅葉シーズン」「市内に雪が降るのは先だ」と油断していると、ある朝突然の凍結や積雪で「会社に行けない!」という最悪の事態になりかねません。
私は先日、上田駅でタクシーに乗ったところ、地元のベテラン運転手さんから「11月3日に、烏帽子岳に初めてうっすらと雪が積もっていたよ」と、冬の近づく便りを聞きました。これは、私たち地元民、特に車で通勤する者にとって、非常に重要な「サイン」です。
今回は、特に長野県の東信地域で働く皆さまに向けて、冬の業務に支障をきたさないための準備を「いつ」「何を」始めるべきか、そのタイミングと具体的な対策について、まとめとしてこのページに書き留めたいと思います。
この記事のポイント
- 11月3日、上田市・東御市のシンボルである烏帽子岳(えぼしだけ)が、今年初めてうっすらと白くなりました。
- 上田地域には古くから「烏帽子岳に三度雪が降ると里にも雪が降る」という、合理的な言い伝えがあります。
- 気象庁の長期天気予報でも、今月(11月)から朝晩はグッと冷えると予想されており、一度目の冠雪は「冬本番が近い」という重要なサインです。
- 「まだ一度目」と油断せず、今週末からスタッドレスタイヤ交換や、業務に影響を出さないための冬支度を始めることを強く推奨します。
烏帽子岳の「一度目の雪」は冬本番への号砲
2025年11月3日の朝、多くの市民が烏帽子岳の山頂が白く染まっているのを確認しました。標高2066mの烏帽子岳は、上田市や東御市の市街地から本当によく見えるため、私たち地元民にとっては季節の移ろいを知らせてくれる「カレンダー」のような存在です。
「ああ、今年もついに白くなったか」と感じた方も多いのではないでしょうか。この「一度目の雪」は、単なる季節の便りではありません。これは、本格的な冬の寒気がすぐそこまで来ていること、そして「準備期間は残りわずかだ」と知らせる「一度目の号砲」なのです。
「烏帽子岳に三度雪が降ると里にも降る」は本当か?
上田に住んでいる地元民の中では冬になるとよく聞く言葉です(2016年の大河ドラマ「真田丸」の中でも、この言い伝えは登場しました)。
「烏帽子岳に三度雪が降ると、里(=市内の市街地)にも雪が降る」
これは迷信ではなく、先人の知恵が詰まった合理的な「観天望気(かんてんぼうき)」の一種です。標高差を考えれば当然ですが、市街地(標高約450m)より遥かに標高が高い烏帽子岳が、まず先に雪雲の影響を受けます。
一度目、二度目は一時的な寒気の流れ込み(山頂付近だけの降雪)かもしれません。しかし、三度目となると話は別です。それは、上空には「西高東低」という本格的な冬の気圧配置が定着し、シベリアからの強烈な寒気が里(市街地)まで下りてきてもおかしくない状態になったことを意味します。
つまり、「三度」というのは、私たちに与えられた「冬支度を完了させるための猶予期間」を自然が示してくれているのです。そして今、その「一度目」が鳴ったのです。

2025年の冬は「早い」?気象予報から見る冬支度
「猶予期間があるなら、まだ慌てなくてもいい」と思うかもしれません。しかし、今年の冬支度は、なぜ「一度目」の今、急ぐ必要があるのでしょうか。それは、気象予報がこの「一度目の雪」の重要性を裏付けているからです。
気象庁が10月21日時点で発表した3か月予報(天気)によると、2025年の冬は「11月は全国的な高温傾向が続く見通し」とされています。しかし、重要なのはその先です。「12月以降は平年並みの気温に戻り、冬の訪れは急ピッチになる」と予想されています。
甲信地方では、特に「昼間は暖かくても朝晩はグッと冷える」という傾向(放射冷却)が強まる見通しです。この寒暖差は体にこたえるだけでなく、路面凍結のリスクを一気に高めます。そして、11月3日の烏帽子岳の冠雪は、まさにその「朝晩の強い冷え込み」が、山の上から確実に始まっていることを示しています。
「三度目まで待とう」ではなく、働く私たちにとって不可欠な、以下の必要な準備を一覧にしました。
【働く人のための冬支度リスト】
- スタッドレスタイヤへの交換(最優先。命と信用に関わります)
- 通勤・業務車両の「冬装備」点検(ワイパー、解氷スプレー等)
- 水道管の凍結防止(事務所・自宅のインフラ維持)
- 灯油や暖房器具の準備(業務効率の維持)
- 雪かきスコップ、長靴、手袋の準備(出勤・来客対応)
- 【重要】PC・IT機器の低温・結露対策
上田市民・東御市民が陥りがちな「冬支度の罠」
罠:市街地で「雪予報」が出てからタイヤ交換を予約する
働く人が陥る最も深刻な失敗がこれです。上田市・東御市は、ご存知の通り完全な車社会。通勤、営業、納品、仕事に関連するものの多くに車が必須です。雪が降れば、誰もが一斉にタイヤ交換をしようとします。
市街地の天気予報で「来週、雪マーク」が出た時点でガソリンスタンドやカー用品店に電話をしても、返ってくるのは絶望的な言葉です。
「申し訳ありません、予約は2週間先までいっぱいです」
こうなっては最悪です。雪予報が出ているのにノーマルタイヤで出勤することは実質不可能です。スリップ事故を起こし、自分や他人の命を危険にさらし、会社や取引先に多大な迷惑をかけるリスクを冒せますか?また、普段の予定と異なり、歩いて行ったり電車で行く選択肢を選び、スケジュールが変わったりすると、業務に影響が出る可能性もあります。

地元民のアドバイス:烏帽子岳の「一度目」が予約の合図
長年地元で商売をしている方々は、天気予報の「雪マーク」といった情報ではなく、烏帽子岳の「一度目の冠雪」を見て、冬の気配を感じて、タイヤ交換の予約・登録を入れます。
烏帽子岳が白くなった今こそ、今週末や来週の平日の夜など、空いている時間帯の予約を入れる絶好のタイミングなのです。「まだ里は降らない」うちに、混雑とは無縁の状態で、余裕をもって交換を済ませる。これが、上田・東御で冬のビジネスを乗り切るための鉄則です。
特に、標高が高く日陰が多い浅間サンライン、そして最も危険なのが橋の上(千曲川にかかる上田大橋や大屋橋など)です。これらは「ブラックアイスバーン」のメッカ。雪が積もっていなくても、放射冷却で真っ先に凍結します。
(なお、当社の社用車もタイヤ交換を予定しています!)
【最重要】働く人のための「業務に支障を出さない」冬支度・詳細版
タイヤ交換と並行して、以下の「仕事を守る」ための準備も、今すぐ点検・実行しましょう。
1. 命と信用を守る「通勤・業務車両」の準備
タイヤ交換は「する」のが当たり前ですが、「どんなタイヤに交換するか」も重要です。
- タイヤの「寿命」を確認:物置から出したスタッドレスタイヤを点検してください。溝はありますか?溝が新品時の50%になると現れる「プラットフォーム」という目印が露出していたら、そのタイヤは冬用としては使えません。また、ゴムがカチカチに硬化していませんか?製造から4~5年経過したタイヤは、溝があっても氷雪上での性能(止まる力)が著しく低下します。硬化したタイヤでのスリップ事故は「交換していない」のと同じです。
- 冬用ワイパーブレード:見落としがちですが、重要です。雪が降ると、夏用ワイパーはゴムが硬化し、凍り付いてうまく雪を掃けません。雪や氷が詰まりにくい構造の「冬用ワイパー」に交換しておくだけで、吹雪の中の視界が劇的に改善し、運転のストレスと危険が減ります。
- 「解氷スプレー」と「スノーブラシ」の常備:朝、急いでいる時にフロントガラスがガチガチに凍結している…東信の冬の「あるある」です。解氷スプレー1本と、雪下ろし用のスノーブラシを車内に常備しておくだけで、朝の貴重な5分、10分を無駄にせず、遅刻のリスクを減らせます。
2. 事業所の「インフラ」点検(水道・暖房)
「出勤したら事務所が機能不全」では仕事になりません。
- 水道管・給湯器の凍結防止:事務所や店舗の屋外にある水道管、給湯器の配管は大丈夫ですか?氷点下5℃を下回ると、簡単に凍結・破裂します。「朝、トイレの水が流れない」「給湯室でお湯が出ない」となれば、業務になりません。早めにむき出しの配管に保温材(古いタオルでも可)を巻き付け、テープで固定しましょう。
- 暖房器具の試運転:寒くなってからエアコンやファンヒーターを起動し「エラーが出て動かない!」では最悪です。今すぐ試運転を。フィルターのホコリを掃除し、正常に温風が出るか確認しましょう。エアコン暖房の場合、室外機の周りに雪が積もると効率が著しく低下し、故障の原因にもなります。室外機の周りを除雪できるスペースを確保しておきましょう。
- 灯油・除雪用具の確保:ファンヒーター用の灯油、駐車場用の雪かきスコップや融雪剤。これらも雪予報が出ると品薄になったり、買いに行くのが困難になったりします。余裕がある今のうちに、早めに準備・点検しておきましょう。
3. 【IT企業・リモートワーカー必見】PC・IT機器の「低温・結露」対策
当社(ビーズクリエイト)のようなIT企業、そしてリモートワークが普及した今、多くの方が注意すべき点です。精密機器であるPCやスマートフォンは、冬の「低温」「結露」「乾燥(静電気)」にとても弱いのです。
- 最大の敵は「結露」:これが最も危険です。例えば、氷点下まで冷え込んだ車内にノートPCを一晩中放置し、翌朝そのまま暖かいオフィス(20℃以上)に持ち込んだとします。この時、冷え切ったPCの内部(基板やコネクタ部分)では、暖かい部屋の湿った空気が急激に冷やされ、「結露」が発生します。その状態で電源を入れると…?水分でショートし、PCは一瞬で故障、データも失われる可能性があります。
対策:寒い場所から暖かい部屋にPCを持ち込んだら、利用する前にすぐに電源を入れず、カバンやケースに入れたまま、室温に30分~1時間ほど馴染ませてください。ゆっくり温度を戻すことで、結露のリスクを最小限にできます。 - バッテリーの消耗:スマートフォンやノートPCのバッテリー(リチウムイオン電池)は、低温下では化学反応が鈍くなり、パフォーマンスが著しく低下します。寒い屋外で使っていると、残量がまだあったはずなのに突然電源が落ちる、という現象はこれが原因です。極端な低温(車内放置など)はバッテリーの劣化も早めます。
- 乾燥による「静電気」:冬のオフィスは暖房で非常に乾燥します。乾燥は静電気の温床です。「バチッ」と来る静電気は、人間には不快なだけですが、PCの内部メモリやUSBメモリなどの精密機器にとっては「致命傷」となることがあります。加湿器で適度な湿度(40~60%)を保つ、PCを触る前にドアノブなど金属部分に触れて放電する、などの対策が有効です。

まとめ:冬支度は「先手必勝」のビジネスマナー
烏帽子岳の「一度目の雪」は、私たち東信地域で働く者にとって、冬の準備を促す「優しい合図」でもあります。
「三度」という猶予があるうちに、慌てず、しかし確実に冬支度を進めましょう。雪予報が出てから慌てるのは、時間、コスト、そして「信用」を失うリスクを伴います。
交通や仕事への影響を最小限に抑え、安全で快適な冬を過ごすためにも、まずは「今週末のスタッドレスタイヤ交換の予約」と「職場のインフラ点検」から始めてはいかがでしょうか。先手必勝の準備こそが、上田・東御で冬を乗り切る良いビジネスパーソンの鉄則です。
ビーズクリエイトからのお知らせ
ビーズクリエイトでは、新たな仲間を募集しております! 私たちと一緒に、この東信地域から、常に進化する最新のテクノロジーを駆使し、クライアントのマーケティングを成功へと導く仕事をしませんか?(冬のタイヤ交換も会社としてしっかりサポートします!)
詳細については、リクルートサイトもぜひご覧ください。
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